TSSA2013

2013年12月7日(土)、レズビアン&ゲイカルチャー、LGBTコミュニティに貢献した人に贈られる「Tokyo SuperStar Awards」の授賞式イベントがビルボードライブ東京にて開催されました。 インターネットを通じて投票を呼びかけ、投票の多かった各賞の受賞者にトロフィーをお渡し致しました。2013年の社会とLGBTの架け橋を築いた今年のスーパースターを発表します。

受 賞

カルチャー賞 Cultural Award

LGBTを題材にした文学、音楽、映像、演劇、写真、報道、評論、ファッション、建築アートなどで目覚しい成果をあげた文化事業、プロジェクトに贈られます。

MAX 『Tacata’』

MAX “Tacata’”

1995年、日本のミュージックシーンへ衝撃のデビューを果たした日本が誇るガールズグループ『MAX』。『GIVE ME A SHAKE』ではオリコン1位を獲得し、日本のTOPアイドルグループに。そんなMAXが今年の夏にリリースした『Tacata’』はくせになりそうな中毒性のある楽曲、そして思わず口ずさみたくなる耳に残る歌詞。そして何より3人が醸し出す大人の妖艶な雰囲気が瞬く間にLGBTの心を虜にしました。今夏、Tokyo Gay Night への出演をはじめ、あらゆるLGBTシーンで『Tacata’』が鳴り響いていました。「Everyone is able to be Tacata、 Man/Woman 以外も Tacata」という歌詞の通り、全人類に通じる少しコミカルなメッセージはLGBTに勇気と希望を与えてくれました。

  

コミュニティ賞 Community Award

LGBTコミュニティと社会との架け橋を築き、多様性あふれる社会の実現に寄与した文化事業、プロジェクトに贈られます。

大阪市淀川区

Yodogawa-ku Osaka city

大阪市淀川区は今年9月、行政としては異例の「LGBT支援宣言」を発表。区役所入り口にはLGBTの象徴であるレインボーフラッグも掲示するなど、ゲイであることを公表している大阪のパトリック・リネハン米国総領事とも協力しながら、その活動は日本中に広がりを見せています。LGBT支援宣言は9月1日、区民だよりに掲載され、SNSを通じて大変大きな反響を生みました。実行力がある淀川区の行動は多くのLGBTの支持を得ました。

  

海外賞 Overseas Award

日本及び東京に大きな影響を与えた海外のムーブメント、文化事業、プロジェクトに贈られます。

ウェントワース・ミラー

Wentworth Miller

プリズンブレイクのスターウェントワース・ミラーは今年、ロシア国際映画祭から特別ゲストとして招待を受けました。しかし、この出席を断る手紙の中で、自身が同性愛者であることをカミングアウトし、6月に同性愛宣伝禁止法を制定したロシア政府を非難しました。またアメリカ人権擁護団体のパーティではゲイであることを悩み10代の頃に何度も自殺未遂をした過去を語るなど、彼の勇気あるカミングアウトを多くの人が支持しました。

  

企業賞 Corporate Award

LGBTをはじめ女性、こども、高齢者、障がい者、外国人、ファミリーなどを対象としたダイバーシティ&インクルージョン施策を積極的に推進する企業に贈られます。

株式会社ラッシュジャパン

LUSH Japan , Ltd

ナチュラルな原材料からつくられるフレッシュハンドメイドコスメで幅広い層に人気のLUSHは今年、LGBTの権利を守るグローバルキャンペーン団体All Outと共に、ロシアで成立した反同性愛法に異議を唱えるキャンペーンをグローバルに展開しました。
そのキャンペーンの一環として、日本でもLUSH全店舗にて、ピンクトライアングルを体にペイントし、SNSで一斉拡散するキャンペーンを実施しました。ピンクトライアングルとは、ナチス時代、強制収容された同性愛者につけられたマークでしたが、今では、LGBTのプライドや権利のシンボルとされています。グローバル企業が、全世界で一貫したメッセージを発信していく勇気ある行動は、多くのLGBTに希望を与えました。

  

メディア賞 Media Award

LGBTコミュニティとそのカルチャーを正確かつ公平に報道、描写したテレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどのメディア・作品に贈られます。

NHK総合「探検バクモン “性”をめぐる大冒険」

The NHK TV show “Tanken Bakumon: Deep Inside”

NHK Eテレの「ハートネットTV」とコラボレーションして作られた番組。爆笑問題の二人が赤い口紅をして並んだ電車のポスターも大変話題になりました。NHK総合という一般の視聴者が多いチャンネルで、しかも爆笑問題という国民的なお笑いタレントがLGBTのホーム新宿2丁目をナビゲート。日本におけるLGBTの暮らしぶりや様々な問題をわかりやすくゲストとともにトークで展開し、LGBTが身近な存在であることをぐっと近づけてくれました。およそ20人に1人が、LGBTと言われる日本。「すぐ近くにいる友人や同僚、家族。誰もが幸せでいられるために虹をかけよう」と温かいメッセージでLGBTに勇気と希望を与えてくれました。

  

特別賞 Special Award

顕著な活動やユニークなプロジェクト、長年の功績に対して贈られます。

佐藤 かよ

Kayo Sato

ファッションモデル、タレントとして活躍中の佐藤かよ。男性として生まれましたが、15歳から女性として生活をはじめ、その境遇を21歳のときにテレビでカミングアウトしました。LGBT、性同一性障害はその人の個性であり、力だと信じ、彼女はモデルになることを夢み、そしてその夢を叶えました。カミングアウト後はLGBTに関する活動も続け、今年6月アメリカ大使館で開催されたLGBT Pride月間では、若い世代に自分らしく生きる素晴らしさについて語ったスピーチが話題になりました。TVCMでも母親役として登場したことが注目されています。